台風や雪で折れた樹はどうなるの?
被害がひどい場合にはその樹は諦めて更新するしかありません。太い枝が折れたような場合には放っておくと、そこに病害虫が発生するもとにもなりますから、その枝は切り落とすことになります。
大切なことは台風や雪でも折れにくい形の樹を育てることですね。ここでも樹形を考えた 剪定 がとても重要なのです。とても専門的なことがらですから、詳しくはお答えしませんが一例をご紹介しましょう。例えば樹の基本的な形・張り具合を決める 主枝 や 亜主枝 を撰ぶときに、幹から鋭角に伸びているものは剪定で切り落とし、できるだけ鈍角に派生してきたものを残すようにします。鋭角に伸びてきたものは加重がかかったときに付け根から折れ易いからです。また老齢の樹ではどうしても枝が折れ易くもなりますから、そういったものには支柱を添えて支えてあげることもします。