果樹園にあう土質ってどんなもの?
果樹栽培に適した土はどんなものかを考える時、大きく分けて二つの性質が大切です。
ひとつは樹の生育に必要な養分がバランスよく含まれているかという1) 生物学的な性質です。これは施肥によって必要な調節をおこないます。次に丈夫な根を張り、ゆたかに葉を繁らせる基礎となる2)物理・化学的な性質です。このふたつについてモモの樹を例にとってわかり易く説明してみましょう。
モモの樹は非常に成長の早いのが特徴です。この早い樹の成長を支えながら美味しいを実をならせるためには、
- 樹の貯蔵養分が効率的に使えて春先からの初期発育を盛んにさせる
- 葉っぱを豊富に繁らせ、根をしっかりと張らせる
- 実の収穫後に樹に充分に貯蔵養分を貯えさせる
ことが大切です。
そのためには、土の生物学的な性質として有機質に富んでいて、窒素、リン酸、カリ、石灰、苦土やホウ素、マンガンなどの微量栄養素をバランスよく含まれた土であることが必要なのです。一例を紹介すると、CaとMgの比率(Ca/Mg比)は4.0 – 8.0 が適しています。またMgとKの比率(Mg/K比)は1.5 – 3.0くらいが良いといわれています。
つぎに物理・化学的な性質な性質です。ちょっと専門的になりますが、有効土層(樹が根を張ることの出来る土層)の深さ、水はけ、地下水位、土の酸性度(pH)、硬度(ち密度)など色々な性質が大切です。モモはとくに他の果樹より耐水性が劣るので湿害が発生しやすいのです。排水不良になって通気が悪くなると根が呼吸できなくなります。水はけの良い土地がモモには適しています。PHは5.5 – 6.0くらい弱酸性がよいと言われています。硬度も大切で、土が硬くなり過ぎると根の成長が妨げられますし、通気や排水が悪くなります。
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