台風で落ちた実はどうするの?
残念ながら捨てるしかありません。一部では台風で落ちたリンゴをリンゴ酢の原料に使ったりもしているようですが、「赤い実の熟れる里」はよいものを消費者届けることをモットーにしていますから、躊躇なく捨てることにしています。またモモでは樹から落ちた実を放っておくと腐って青酸物質という根に対する毒物が発生して根の発育に悪影響を与えます。速やかに捨てなければなりません。
質問に答えるついでに、果樹栽培と台風や強風との戦いについて説明しておきましょう。とくに収穫までの期間がながいリンゴは台風などの強風による落果との戦いでもあります。対策としては枝の剪定を工夫して風に強い樹をつくる努力をしています。また、摘果といって間引きをするときに、できるだけ枝から下に向かってぶらさがった実を残すようにしています。風が吹いても左右に揺れて風をやり過ごさせるという工夫です。枝から上に向かってついている実は、風が吹くと「あそび」が少ないために簡単に落ちてしまうのです。
風の被害は落果だけではありません。何とか落果を防いでも、葉っぱで実がこすれて表面に擦り傷ができてしまい、売り物にならなくなってしまったりもします。剪定や摘果の工夫のほかにも防風ネットを張ったりもして、可能な限り落果を防いでいますが、正直に言ってこれという有効な手段はありません。何年かに一度は台風で殆どの実が落ちてしまうこともあり、果樹園農家の泣き所になっています。
他の「果実について」一覧
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